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  • 2016/11/28

九州ロータリーフェスティバル2016、開催される

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11月23日(祝)に熊本県山都町の道の駅「そよ風パーク」にて、RX-7などマツダ・ロータリー車多数が集い、元マツダ契約ドライバーの寺田陽次郎さんや元マツダ・エンジニアの松浦國夫さんらを囲む「九州ロータリーフェスティバル2016」が開催され、トークセッションなどで楽しい一日を過ごしました。

この九州ロータリーフェスティバル2016を企画したのは、地元山都町で坂本牧場を経営する坂本幸誠さんです。大のロータリーファンである坂本さんが、ある日1991年のルマン24時間レース優勝後に放映されたドキュメンタリー仕立てのテレビドラマ「ルマン、熱き涙を」をご覧になったことで、レーシングロータリーエンジンの開発に心血を注いだ松浦さんに是非会いたいと思ったことがことの発端です。様々なつてをたどったところ、ついにマツダを退職していた松浦さんに巡り会うことができたと言います。その面談の際、ロータリーエンジン誕生49周年目の2016年に地元九州でロータリーエンジン車オーナーが集まるイベントを企画することを思いついたとのことです。その熱意にほだされた松浦さんは、かつて同僚だったふたりのレーシングRE開発エンジニアにも声をかけ、現地に向かうことにしました。また、同じように坂本さんのイベント開催意図に賛同した寺田さんも、快くイベントへの出演を約束してくれました。九州一円のロータリーエンジン車オーナーに声かけした結果、会場となるそよ風公園グランドには約60台のRE車が集合することになりました。さらに、南九州マツダのご尽力が実り、マツダからR26Bエンジンを搭載したマツダ787B JSPC仕様車を借り出すことにも成功。松浦さんや寺田さんによる車両解説に実際のレースカーを使うことが現実になったのです。

イベントの前日11月22日には、山都町立図書館にて松浦さんによるレーシングロータリーエンジン開発に関する講演会が開かれました。この講演には、約20名のREファンが集まり、中には遠く茨城県から参加したご夫婦の姿もありました。語り部としてレーシングREのヒストリーを語り始めた松浦さんは、開発にまつわるエピソードを交えながら、レーシングREの進化を解説し、マツダ開発陣とマツダスピードが一丸となってルマン優勝を目指し、目標を成し遂げた1990年からの2年間の濃厚な日々を振り返りました。聞いていた元同僚でRE設計担当だった船本さん、同実験担当の川野さんも「私たちも知らないエピソードがちりばめられていて、意義深い講演でした」と話していました。

好天に恵まれた23日、朝早くから会場のそよ風パークには多数のRE車が続々と集まってきました。各世代のRX-7や最も新しいモデルであるRX-8を筆頭に、コスモスポーツ、ファミリアロータリークーペ、カペラロータリークーペ、サバンナRX-3、ルーチェやコスモなどの懐かしいモデルも見えます。坂本さん自身も、1969年発売のルーチェロータリークーペ(通称RX-87)、20B型3ローターエンジンを搭載したユーノス・コスモの2台を出展していました。地元山都町の有志たちが警備と誘導を担当し、山都町飲食店組合が模擬店を出店し、イベントに花を添えます。マツダ美祢試験場からマツダ787Bを積んできたトレーラーからマシンが降ろされると、多くの観客がその周りを囲み、寺田さんと松浦さんによる車両解説に聞き入っていました。その後、お二人に前出の船本さん、川野さんを交えたトークショーでは、1960年代から90年代に至る約30年間の間にレース現場で起きた様々な逸話を披露。ロータリーファンの皆さんには、興味の尽きない内容となりました。その後抽選で選ばれたオーナー車を寺田さんがドライブするタクシーライドやお楽しみ抽選会があり、イベントは閉幕となりました。

主催者の坂本さんは、「九州一円から集まったRE車オーナーの皆さんと、寺田さん・松浦さんとの交流が図れて大変有意義な一日でした。できれば今後もこのようなイベントを企画していきたいと思います。山都町まで伸延される予定の九州横断自動車道路が開通するときに、高速道路上で787Bのデモランが実現したら最高です」と、壮大な夢を語っていました。

Photo by MZRacing

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