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  • 2016/06/06

「片山さん、ゆっくりお休みください」

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6月4日(土)、神戸市の神戸ファッションマート特設会場にて「故・片山義美さんを送る会」が行われ、マツダ・モータースポーツ関係者、レース関係者など多数が出席。片山さんとのお別れを惜しみました。

有限会社片山レーシング代表で故人の長男である片山勝美さんの呼びかけと、株式会社神戸マツダの橋本覚社長のご好意によって実現したもので、「神戸マツダファンフェスタ2016」会場の一角で行われました。4日13時30分からのセレモニーには、マツダで片山さんとともに艱難辛苦を共にしたモータースポーツ関係者OB、ドライバー仲間の寺田陽次郎さん、関谷正徳さん、白鳥哲二さんや、モーターサイクル時代に片山さんが主宰した木の実レーシングに所属した星野一義さんらが出席。まずはじめに、星野さんが「僕は、ずっと片山さんに憧れ続けて、木の実レーシングにも入れてもらいました。四輪の世界ではライバル関係になってしまいましたが、長いレース生活の中で”星野、速くなったやないか”と二度声をかけていただいて嬉しかったことを忘れません。僕はまだレースを続けていますが、そちらの世界に行ったらまた片山レーシングに入れてください」とスピーチ。寺田陽次郎さんは、「片山さんの勝負にかける執念は特別でした。片山さんの精神を引き継ぎ、マツダのモータースポーツをもう一度強くすることに尽力したい」と話しました。神戸マツダの橋本社長は、この会が開かれることになった経緯をお話しされ、地元神戸にゆかりの深い片山さんの功績を称えられました。

会場には、多くの供花が届けられていました。レース関係者では、北野元さん、大久保力さん、長谷見昌弘さん、黒澤元治さん、鈴木亜久里さんのお名前がありました。また、「義美くん、僕は僕らがまだ若かった頃のことをよく覚えている。特にスカイラインGT-RとサバンナRX-3の戦いは忘れられない。僕は今でもGT-Rに乗って、富士スピードウェイで義美くんが来るのを待っているよ」と黒澤元治さんの語りかけるような弔電が印象的でした。

1970年のスパ・フランコルシャン24時間レースを始めとする欧州挑戦や、その後の国内ツーリングカーレース時代にマツダ・モータースポーツの監督を務めた元マツダ・シャシー実験研究部の岩見晴栄さんは、スズキの契約ライダーだった片山さんがマツダ(当時は東洋工業)と契約する際、着物の着流しに懐腕した姿で来社し、守衛が極道の方と間違えたエピソードを披露。最後にこの会の主催者である片山勝美さんが、ご挨拶されました。その中で、2011年12月に岡山国際サーキットで行われたマツダファンミーティングで片山さんがマツダ787Bをドライブした後日談が紹介されました。片山さんが「久しぶりに787Bに乗ったが、アクセルペダルが重くてストレートでは半分くらいまでしか踏み込めなかった。タイトコーナーではハンドルが重くて怖かった」と話し、体力の衰えを悔い、悔し涙を流した、というものです。他人に弱い姿を見せることを嫌い、あくまでもレースカーは全開走行するもの、という姿勢にこだわった片山さんらしいエピソードです。

この送る会以外の時間には、多数の片山ファン、マツダファンが会場を訪れ、献花していきました。会場外には現役時代の片山さんの写真パネルが多数展示され、当時を知らないマツダファンの皆さんも熱心に見入っていました。パネル展には、片山さんのパートナードライバーで先日急逝された故・武智俊憲さんの写真も添えられていました。改めて故人の功績を想い、心からの哀悼を捧げたいと思います。合掌。

関連動画「Katayama gets back on track」 >>> https://youtu.be/kI-ks_Mjrkk

Photo by MZRacing

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