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  • 2015/07/22

蘇ったマツダR100、スパ・クラシックにチャレンジ

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かつて1970年のスパ・フランコルシャン24時間レース(ベルギー)に出場し、ヨーロッパの強豪相手に総合トップを走ったものの、優勝を目前にしてトラブルが発生し勝利を逃したマツダR100(ファミリア・ロータリークーペ)。この事実により、当時ヨーロッパではR100は「小さな巨人」としてその名を馳せました。このスパ24時間レースの活躍に感動した日本の愛好家が、45年の年を経てR100を持ち込み、本年9月に当地で開催されるヒストリックカーレースにチャレンジします。

この方は、愛知県在住の加藤仁さん(68歳)です。加藤さんは青年の頃、R100を入手しモータースポーツに参加している中で、この1970年スパ24時間の結果を知り、「いつか自分もR100クーペでスパを走ってみたい」と夢見ることになりました。それ以降、自分で手を加えながら、当時のレースカーの仕様に近づける作業をコツコツと進め、現在では10A型2ローターロータリーエンジンも当時のレース用ユニットと同じ仕様でチューニングされています。また、その間には国内のヒストリックカーレースに何度か出場してマシンの信頼度をあげ、ご自身のドライビングスキルも磨いてきました。スパ・クラシックレースに出場するためには、FIA(世界自動車連盟)が発給するヒストリック・テクニカルパスポート(HTP)の取得が必要で、規定に沿うよう、車両の細部を修正する作業も続けてきました。さらに、同仕様のR100を追加入手し、2台でのレース出場体制が整ったため、いよいよ本年のスパ・クラシックレース(9月17日から20日)に出場することとなりました。輸送に先立って、7月13日には富士スピードウェイに補修を終えた2台のR100を持ち込み、シェイクダウンを実施。7月20日には加藤さんの地元である愛知県の協力ガレージ「RE SUGIYAMA」から2台は一旦広島に向かい、マツダ株式会社の支援を得てベルギーのアントワープに輸送されます。9月のレースウィークは、17日にテスト走行があり、18日の公式予選を経て、20日に1時間の決勝レースが行われます。2台のうちの1台に加藤さん自身が乗り、他の1台は加藤さんの友人らがドライブすることになっています。

スパ・フランコルシャンは、ベルギーの首都ブリュッセルの東南東の山間部にある全長約7kmのサーキットで、かつては一部公道を閉鎖してレースを行っていました。アップダウンが激しく、天候も変わりやすい地域のため、難易度の高いレーストラックとして知られています。マツダは、1970年に24時間レースの総合優勝を逃しましたが、1981年にはマツダUKとトム・ウォーキンショーが組んでSA22C型マツダRX-7を送り込み、日本車初の総合優勝を果たしています。

加藤仁(かとうひとし1947年生まれ68歳)さんのコメント
「私の念願でありました「スパ・ドリーム」を果たす機が熟しました。このスパ・クラシックレース遠征に先立ち、マツダ関係者の皆様から熱いご声援とご支援を頂くことになり、まずは御礼申し上げます。私は1984年から今日まで30年間、筑波、富士、岡山、中山サーキットにてR100ファミリア・ロータリークーペで日本のヒストリックカーレースを走ってまいりました。ファミリア・ロータリークーペには私の青春の想い出がいっぱい詰まっており、また私のモータースポーツの原点でもあります。ファミリア・ロータリークーペは日本のレース黎明期の重要な歴史的車両であり、往年のレーサーの方々の多くがこのファミリアでレースを始めたと聞いております。今回のスパ遠征は私だけの夢ではなく、まさに温故知新、マツダが1970年にスパ24時間で世界を驚かせたこと、そしてその技術が感動の1991年のルマン優勝に繋がっていくことを、日本の皆様やヨーロッパの人々に伝えたいと思っております。今後とも皆様のご声援をよろしくお願いいたします」

Photo by MZRacing

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