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  • 2018/10/11

RX-7 40th Anniversary at FUJI SPEEDWAY開催される

9月24日(月・祝)、富士スピードウェイでは、 GLOBAL MX-5 CUP JAPANファイナルと併催のRX-7 40th Anniversary at FUJI SPEEDWAYが開催され、GMCJファイナル関係者やパーティレース交流戦、マツダファンサーキットトラアイル参加者を含め、パドックは2,000名以上の人々で賑わいました。

当日は台風の接近が予想されたものの、幸運にも朝からドライコンディションでスケジュールが進行。Aパドックには、SA22C 初代RX-7、FC3S二代目RX-7、FD3S三代目RX-7を始めとする合計226台のロータリーエンジン搭載車が集合、イベント最後には出展ショップのデモカーも参加してのパレードランを実施しました。ロータリー車限定で実施したマツダ787B撮影会では、パレードラン参加者の中から抽選(じゃんけん大会)で選ばれた30台限定による787B 55号車と愛車の2ショット撮影が行われ、じゃんけん大会は大盛り上がり。しかも、787Bはルマン優勝車そのものの55号車ですから、じゃんけんで勝った方にはとても思い出に残る撮影会になったのではないでしょうか。

また、Aパドックの特設ステージでは、FD RX-7の開発主査であったマツダOB小早川隆治さんと各世代RX-7のシャシー開発を担当され、FD3Sの最終限定車である「Spirit R」を世に送り出した同貴島孝雄さんによるRX-7の開発に関わるトークショーを実施。また、オプション誌とのコラボ企画により、同誌のアドバイザーである稲田大二郎さん、加地伸康編集長を交えたロータリーチューニング関連のトークショーを行い、最後に現役REチューナ-であるRE雨宮の雨宮勇美さん、藤田エンジニアリングの藤田儀晴さんにも登壇いただき、チューニングロータリー談義でファンを大いに楽しませてくれました。

ピットボックスでは、コスモスポーツの10A型からマツダ787BのR26B型まで、およそすべてのレーシングロータリーエンジンの開発に関わったマツダOB松浦國夫さんによるレーシングロータリー語り部が行われました。レース用REに特化した歴史と様々なエピソードを当時の貴重な写真や資料を掲示して実施され、約100名の聴衆は、じっくりと耳を傾けていました。続いて、元マツダスピードの中野清さん、現マツダの渡邊一豊さん、リアルテック代表の濱口康志さんによる、4ローターR26Bエンジンの技術講義も同じ場所で行われ、今だから語れる4REの開発秘話やR26Bに搭載された様々な新機構やアイデアを解説しました。また、34番ピット内では、787B展示と併せ元マツダ会長の故・山本健一さんのパネルや資料を常時展示し、多くの来場者に山本氏の功績を理解していただきました。

今回は、RX-7の生誕40周年を祝うため、主にロータリーエンジンのチューニングを手掛ける有名ショップ20社がB棟ピット前に集合し、自慢のデモカー展示やパーツの展示即売会を実施していました。チューニングカーとマツダ787B、マツダ767B、サバンナRX-3、RX-7などマツダモタースポーツの歴史に名を残したレプリカマシンらとショップ自慢のデモカーによるデモランはコース上で実施。レジェンドマシン群とFD3Sを中心としたショップデモカーが富士のコースを疾走するシーンは、この企画ならではの珍しい光景となりました。マツダ787Bと767Bのランデブー走行のサウンドを聴いて、涙ぐむ人さえいました。

最後のパレードランがスタートしたのは、もう辺りが薄暗くなった頃でした。230台以上のRE車が並ぶ様は、見事なもの。今後も同様なファンイベントを企画するつもりなので、REオーナーの皆さん、マツダファンの皆様、ぜひ次の機会をお楽しみに。

Text and Photos by MZRacing

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