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  • 2017/09/12
  • RPR

RSパーティレース東日本第3戦 NDは辻が堂々の、NCは入江がまさかの3連勝

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9月2日、茨城県の筑波サーキットで東日本シリーズの第3戦が開催され、2017年のロードスター・パーティレースⅢもすべてのシリーズが後半戦へと折り返しました。

 

パーティレース最初の公式予選は、第1レース(NDクラブマン7台とNBシリーズ4台)と第2レース(NCシリーズ5台とNCクラブマン2台)の混走となりました。朝からの雨で路面は完全にウエット。競技長から幌を閉めてのアタックが許されました。NDクラブマンのトップは今回が初出場の121号車・河村恭平で、タイムは1分18秒421。1分19秒562で2番手となった21号車・トシボーは2010年以来の参加で、NDでは初出場。3番手に120号車の木村幸弘が1分19秒585で続きます。 NBシリーズは49号車の岡本勇一が、全体でも6位となる1分17秒243で堂々のポールポジション。前年王者の165号車・岡澤清英も総合7位となる1分18秒024で肉薄しています。クラス3番手は11号車の平井彰で1分18秒630でした。 ここ筑波では最速となるNCシリーズは昨年の北日本シリーズのチャンピオン、7号車の佐久間行雄が1分14秒858でポールを獲得。14号車のTAKASHI KOSUGEが1分14秒976という僅差で続きます。開幕2連勝中の75号車・入江直は1分15秒366と少し出遅れました。2台のNCクラブマンは、10号車の榎園弘が1分20秒171、199号車の佐多雄二が1分20秒805とここも僅差です。

 

続く NDシリーズの予選は、一時雨がやんでいたのですが、22台のコースインにタイミングを合わせるかのように再び降り出します。それでも最初の予選よりは少しコンディションが回復し、1分15秒台の前半で序盤は推移。開幕2連勝中の74号車・辻かずんどがリードします。 ところが今回、2014年のNCチャンピオン、65号車の利光弘文がドラマを起こしてくれました。ちなみに辻は2016年の東日本NCのチャンピオンで、新旧のNC王者の対決です。利光が7周目に出したタイムが1分14秒928。それを知った辻が「もう一踏み、アクセル全開で頑張ってみました」と、9周目に1分14秒588で逆転。このフロントローの2台だけが、14秒台に突入しています。以下、3番グリッドは20号車の五賀貴男が1分15秒676、4番グリッドは53号車の素村宣慶が1分15秒765で獲得。5番手以下は1分16秒台となり、128号車の小川勉、91号車の沢崎祐一と続きました。

 

決勝は、3レースに分割しての開催となりました。第1レースは、NDクラブマン7台とNBシリーズ4台でスタート。天候は曇りに回復しましたが、路面はウエットのままです。 2列目までの4台は順当にスタートを切りますが、5番グリッドのNBシリーズ4位、96号車の小森晴夫がまさかのエンジンストールで大きく出遅れます。その影響で、クラストップの河村を除く後続のNDクラブマンの隊列に乱れが生じます。 河村は序盤でNB3番手の平井を前に行かせますが、これはクラス違いとバトルするリスクを避けてのことだそう。ND勢の2番手には115号車の関上佳久がポジションを2つ上げてジャンプアップ。トシボーは1つ下げたNDの3番手で追走に入ります。 第2戦までのドライ路面では、予選・決勝ともNDクラブマンの上位勢が速かったのですが、ウエットでは経験豊富なNBのドライバーたちがリードを広げていきます。結局、岡本がポールtoウインを果たしました。岡澤は2位となり、筑波での連勝記録が5でストップ。3位の平井までが表彰台に立ちました。 NDクラブマンの河村は関上との差をコントロールしつつ、見事にデビュー戦を優勝で飾りました。関上も今季ベストリザルトとなる2位。また3位には、スタートで出遅れた120号車・木村幸弘がファイナルラップの最終コーナーでトシボーをかわして、表彰台に滑り込みました。一昨年のNB筑波ラウンドでは3戦全勝という強さを見せた岡本ですが、昨年開幕戦のクラッシュから復活してからは初勝利。「総合トップからのスタートは初体験でドキドキでした。タイヤが新品で皮むきもできてなかったのですが、それが勝因かもしれません」と笑顔で語りました。 河村は「7月末の走行会で、土砂降りの筑波を経験していたのが今日につながったかなと思います。決してウエットは得意じゃないのですが、より丁寧な走りを心がけました」と振り返りました。

 

決勝第2レースは、NCシリーズ5台とNCクラブマン2台による少数精鋭対決になりました。このレースはスタート直前から日が差してきて、15周の間に路面がウエットからほぼドライにまで回復するという、難しいコンディションとなりました。 まずはスタート直後の第1コーナー出口で、2番手のKOSUGEが大きく姿勢を乱します。追走していた予選3番手の入江はブレーキだけでは衝突必至と判断し、サイドブレーキも使って自らもスライドさせながらこれを避けます。これで入江は全体の最後尾まで順位を落とします。この結果、ポールの佐久間が序盤は大きなリードを築き、KOSUGEを予選4番手の15号車・亀山晃代が追い詰めるかと思った4周目、亀山がダンロップ先の80Rでスピンして一時ストップ。追い上げてきた入江にもかわされてしまいます。 一方、その後方ではNCクラブマンの榎園と佐多のマッチレースが最後まで続きました。この二人、お互いの走る余地を残しながらの接近戦で、最後にはNCシリーズクラスに今回デビューした54号車・石井明王も加わった三つ巴のバトルに発展。佐多、榎園、石井の順でチェッカーを受けました。 さて、路面が乾いていくにつれ、先頭の佐久間と2番手KOSUGEの間がみるみる縮まります。残り2周となった14周目の第1コーナーで、KOSUGEがクロスラインを取って抜け出し、デビュー2戦目にしてトップでチェッカーを受けました。 ところが、入れ替わった後も激しくバトルしていた二人は、チェッカーフラッグに気づかずに、もう1周バトルを継続。いわゆるダブルチェッカーという違反行為のため、1周減算のペナルティを受けます。このためNCシリーズは3番目にフィニッシュした入江が優勝、4番手でゴールした亀山が2位。規定によりここまでが入賞となりました。 入江は「序盤に大きく遅れてしまったのですが、子供たちを表彰台に乗せてやりたくて、せめて3位までにはと頑張りました。その順位を確保した後は、無事に家まで帰れたらなと思っていたら、こんな結果でびっくりです」と少し困惑気味でした。NCクラブマンで嬉しい初優勝の佐多は「第2戦を欠場してブランクもあり、ほとんどウエットの経験がなくて不安でしたが、なんとか対応できてホッとしています。榎園さんとのバトルも楽しかった」と、ライバルにも感謝していました。 なお、亀山が今回のレースで、パーティレース通算10年以上かつ30戦以上という資格を満たしたため、「Great Party Racer賞」の特別表彰を受けました。通算15人目で、女性としては小松寛子に続いて二人目の受賞となります。

 

21台によるNDシリーズ決勝の第3レースでは、空はすっかり晴れ渡り、路面もドライコンディションに回復しました。 ポールシッターの辻と2番手の利光は順調なスタートを切りますが、2列目からの五賀と素村は序盤からポジションを落としてしまいます。代わって3位と4位に浮上したのが小川と沢崎。中盤以降はここまでの4台と、5位以下の集団が大きく離れる展開となりました。 辻は、ウエットの予選時の高い空気圧のままスタートしたため、10周を過ぎた終盤はタイヤが厳しくなり利光に1秒以内の僅差に肉薄されます。最後は0.298秒というテールtoノーズ状態となりますが、しのぎ切っての開幕3連勝達成です。 2位は利光、3位に小川、4位の沢崎の順も変わらず。5位には69号車の濱野賢一が予選10番手からジャンプアップし、6位には予選7番手の28号車・稲富圭が入賞しました。 辻は「今日は予選で最後に頑張った甲斐がありました。小指の骨折をちゃんと完治させて、次の富士の交流戦と筑波の最終戦に向けて、もう一度気を引き締めていきたいです」とコメントしました。

 

ロードードスター・パーティレースⅢの東日本シリーズ最終戦となる第4戦は11月5日の日曜日に開催されます。またパーティレースⅢの次の戦いの舞台は、9月24日の日曜日に静岡県の富士スピードウェイで行われる全地区全クラス参加OKの「交流戦」となります。

 

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