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日本国内レース

  • 2016/07/10
  • RPR

パーティレースⅢ西日本シリーズは本多が堂々の2連勝!

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ロードスターNR-Aによる「パーティレースⅢ西日本シリーズ」の第2戦が 7月3日、岡山国際サーキットで行われました。今回は「GT アジア・シリーズ 2016 ROUND 5&6」と「2016 OKAYAMA チャレンジカップレース第3戦」のサポートイベントとしての開催です。GTアジアのスーパーカーがパドックを往来し、アナウンスを含めて英会話が飛び交うあたりは、ここがかつてF1を開催したサーキットであることを思い出させてくれます。

さて、今回のエントリーはNDシリーズに7台。5月10日の合同テストに参加した ♯34 金田道英が初参戦。Mazda Women in Motorsport project(MWIM)からも、♯4 岩岡万梨恵と♯41 猪爪杏奈が、西日本シリーズに初めて挑戦します。さらに初戦に引き続いて参加したのが優勝の ♯88 本多永一から順に ♯30 前田育男、♯66 松原敦史、♯67 安達晋吾という顔ぶれです。MWIM 1期生の岩岡はすでに SUGO の北日本、筑波の東日本シリーズに出場していますが、猪爪は今年度からの 2期生としてパーティレースに初挑戦です。実は父上の猪爪俊之氏は 1980年代後半から 2000年まで全日本ジムカーナで活躍。チャンピオンも獲得し、競技人生の最後のシーズンにも RX-7で優勝を飾るなど、知る人ぞ知るマツダ車遣いの名手でした。

心配された雨の気配もなく、8時30分からの公式予選に全車が臨みます。ポールポジションの座は開幕戦ウイナーの本多が 2戦連続でゲット。最初のアタックで 1分58秒212 を計測して、余裕のピット待機に入ります。2番手には 1分59秒243 で「魂動デザイン」のリーダー、マツダ常務執行役員の前田が続きましたが、その背後に迫ったのは MWIMの二人でした。猪爪は計測 3周目に 1分59秒443 と、前田とはわずか 0.2秒の僅差で 3番グリッドを確保。そして岩岡は最初の周回こそ 2分3秒台ながら、走るごとにタイムを縮めて計測 4周目にはついに 2分を切り、さらに次の周に 1分59秒947 まで刻みました。初戦 3位の松原は女性陣活躍のあおりを食って 5番手に沈み、以下は安達、金田と続きます。

8周で行われる決勝レースは 11時8分にほぼオンタイムでスタート。しかしながら、直前のレース中に雨が降って路面が濡れていたため、オフィシャルは「ウェットレース」を宣言。さらにオープン状態が原則なのですが、今回に限り「幌を閉めて走ってもOK」という決定が各選手に通達されました。ところが、ダミーグリッドにつくためのパレードランの途中から、空に晴れ間が見えはじめたため、2番グリッドの前田以外は全車がオープン状態に戻してレースに挑みます。前田の狙いはもちろん「ストレートで少しでも抵抗を減らして、本多をキャッチアップ!」です。

5連のレッドシグナルが消えた時、3番グリッドの猪爪はエンジン回転が合ってないことに気をとられていました。案の定、クラッチミートが遅れて、後続の岩岡と松原に先行を許してしまいます。猪爪はこの失敗を引きずって、レース終盤にやっと本来の走りを取り戻しますが、時すでに遅しでした。実はスタート直後に、もうひとつ注目のバトルがありました。ポールの本多と 2 番手の前田はフォーメーションで自己のグリッドよりかなり手前に停めて、そこからスタートを切りました。逆に停止位置を事前に前目に修正していた岩岡はスタートも決まり、1コーナーでは前田より若干ですが先行します。ここでもし、前田が左にターンする 2コーナーの進入で頑張って岩岡を抜き返していなかったら、どんな展開になっていたのか、これは神のみぞ知るです。ここから先は 8周後のチェッカーまで、岩岡の戦う相手は背後に迫る松原に代わりました。

まず 2周目。松原が 3位に上がりますが、引き離すまでには至りません。6周目にはほとんど並んでコントロールラインを通過、そのまま 1コーナーで、インに入った岩岡がパッシング。ところが最終ラップのアトウッドコーナー立ち上がりで、岩岡は 3速から 6速にという、痛恨のシフトミス。 これで再び松原が前に出ます。岩岡は得意の最終コーナーで差を詰めますが、わずか 0.185 秒、半車身ほど及びません。松原はこれで、開幕戦に続いての3 位に滑り込みました。優勝はポールポジションからぶっちぎりの本多、2位が前田で、終わってみれば、表彰台は開幕戦と同じ顔ぶれになりました。4位以下は岩岡、猪爪、安達、金田の順です。

本多は「2回目なのにスタート前はすごく緊張していたのですが、走りだしてしまえば自分のペースでい けました」と余裕の笑顔。前田は「本多さんと戦うつもりで来ましたが、まったく追いつけませんでした。練習不足ですね」と悔しそうです。3 位の松原選手は「諦めないことの大切さを改めて学びました。次こそ減量頑張らないと」と、激闘を振り返りました。

なお、当日は MWIMを指導する井原慶子さんも来場していて、悔し涙の2人について「この経験を糧にして成長するでしょう」とコメントしていました。

ロードスター・パーティレースⅢ西日本シリーズの第3戦は 7月31日に行われます。また北日本シリーズの次戦は 7月10日に宮城県のスポーツランド SUGOで、東日本シリーズの第3戦は 9月3日に茨城県の筑波サーキットで開催予定です。なお各地の NDシリーズの上位ランキングに入ったドライバーには、12月3日の岡山国際サーキットにおける「日本一決定戦」への出場権が与えられます。

Photo & Text by B-sports

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