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日本国内レース

  • 2016/04/14
  • JRC

JRC唐津ラリーでチャンプ岡田のデミオがクラス2位

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本年の全日本ラリー選手権開幕戦の唐津ラリーが4月9日・10日に佐賀県唐津市周辺で行われ、昨年の同シリーズJN3クラスチャンピオンの岡田孝一/菅野総一郎組DE型マツダ・デミオが同クラス2位に入賞しました。

本年の全日本ラリーは、参加車両のクラス区分やタイヤ規定が大きく変わりました。マツダ・デミオが出場するJN3クラスは、下限の排気量が撤廃されシンプルに1500ccまでの2WD車両となりました。このため、昨年までJN1クラスだったマツダRX-8も同じクラスとなります。FRのRX-8は、特にターマックラリー(舗装)では活躍が期待されています。また競技用タイヤはいわゆる「Sタイヤ」の使用が禁止となり、「ラジアルタイヤ」のみとなり、また使用できる本数が10本から8本へと制限されるため、これまでに増してタイヤマネージメントが重要となります。このような状況により、昨年よりも一層厳しく、それでいてエキサイティングな戦いになることが予想されます。

さて、本年の唐津ラリーは、特有の直線が少なくタイトコーナーが連続し、きつい登りのあとは激しいダウンヒルセクションが待ち受けていました。加えて路面は特殊なアスファルト舗装であり、タイヤの磨耗が激しいという全日本屈指の難コースとなりました。しかし、ラリー前の岡田さんは「デミオは小型軽量でよく曲がるのが特徴。アップダウンがキツイこのコースは、デミオにとって有利だと思います。特に下りのセクションは他の上位クラス車よりもコーナーリングスピードは上でしょうね」と語っていました。

8日のレッキ(下見)を終え、晴れのデイ1(SS総距離41.99km)を迎えた9日、SS1からこのラリー最長の勝負どころと目される「三方(10.0km)」から今シーズンはスタートしました。ここで、いきなり2014年のJN3クラス王者の天野智之(トヨタ・ヴィッツRS)がクラストップで駆け抜け、8.1秒差で岡田デミオが続きます。岡田さんは、サスペンション・セッテイング変更を行い、続くSS2(林の上4.30km)SS3(黒木平3.03km)へ。しかし、SS2で0.6秒、SS3で2.6秒とじわじわと離され3本のSSを走りセクション1を終えた時点で11.3秒差。40分のサービスで、再度サスペンションのセッティングと車高の調整を行いセクション2に臨みました。

セクション2は、セクション1よりSS距離が長く、SS7「林の上3」でようやく天野ヴィッツを1秒上回るクラスベストタイムで一矢報いました。しかし、他のSSではことごとく天野さんの後塵を拝することに。これによりデイ1終了時点でトップ天野から26.9秒離された2位で初日を終えます。しかし、3位には1分31秒差と大きく差が開けており、JN3クラスは予想通り天野VS岡田の一騎打ちでデイ2を迎えることとなりました。岡田さんは、「天野君と1キロあたり1秒以上の差はないので、ちょっとした差なんだと思う。ドライビングと車両セッティングを修正していきます。タイム差はあるけどラリーは何があるかわからない。トップ天野君にプレッシャーをかけ続ければ何かが起こるかも知れないので、明日もプッシュし続ける」と力強いコメントを残しました。

翌、デイ2最初のSS9(陣の山9.36km)でドラマは起こります。クラストップの天野がスタートから7.75km地点でタイヤを岩にヒット。タイヤがリム落ちしたため、残りの1.6kmをスロー走行。ここで岡田デミオは17.7秒上回り、トータル9.2秒差まで一気に追い上げることに成功します。だがしかし天野さんも冷静で、続く4本のSSをクラスベストタイムで切り抜ける。諦めない岡田さんも最終SS14で天野ヴィッツを0.3秒上回るクラスベストタイムを叩き出すが、及ばず・・・。終わってみれば3位に2分30秒以上の大差を付けトップ2台の対決は決着がつきました。岡田さんは、「最後まで一瞬たりとも気が抜けないフルアタックのラリーでした。今回は2位という結果でしたが、シーズンは始まったばかり。デミオにはまだまだセットアップの伸びしろがある。次の久万高原ラリーは絶対に優勝する意気込みでテストとセッティングを行っていきます」と、すでに次戦に向けて闘士を燃やしていました。

なお、改造範囲が制限されているコンパクトカーが走るJN1クラスには、話題の新型デミオ15MB(松原久/和田善明)が出場し、クラス2位に入賞しています。チーム代表の中岡さんから次のコメントをいただきました。「これまで松原はグラベル戦主体に参加しており、ターマックは久しぶりの出場になりました。更にマシンもラリー直前の完成で、事前練習もなしのぶっつけ本番という状況でしたので、どの程度の戦闘力があるのか全くの未知数でしたが、デイ1を走ってみると結構イケルという感触が得られました。デイ2は経験不足から2位となってしまいましたが、デビュー戦で2位は大収穫です。改造範囲が狭いのでサスペンションのセットアップがメインとなりますが、回頭性が良く戦闘力は高いと感じていますので次戦以降は積極的に優勝を狙っていきます。今年は全戦参加とはいきませんが、ターマック、グラベルともに出場予定です」。全日本ラリー次戦「久万高原ラリー」は、4月29日~5月1日に愛媛県久万高原町で開催されます。

【参考リンク】
>>> 第1戦 JRC唐津ラリーでチャンプ岡田のデミオがクラス2位
>>> 第2戦 JRC久万高原ラリーで中西RX-8が2位入賞し、岡田デミオはリタイヤ
>>> 第3戦 JRC全日本若狭ラリーで岡田デミオはJN3クラス2位
>>> 第4戦 JRC全日本福島ラリーで唐釜デミオ、岡田デミオが2位、3位入賞
>>> 第5戦 JRCラリー洞爺で寺川デミオがJN3クラス2位

Photo by T. Yamaguchi, K.Okada

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