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日本国内レース

  • 2018/09/19
  • OTHER(日本)

マッド・マイクが活躍するフォーミュラドリフトジャパンの楽しみ方

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9月8日(土)〜9日(日)に、岐阜県奥伊吹モーターパーク特設会場にてフォーミュラドリフトジャパン第4戦が行われ、4ローター・ツインターボエンジンを搭載するFD3S型RX-7に乗るマッド・マイク・ウィデット(ニュージーランド)がトーナメントを勝ち上がって決勝に進出しました。

ドリフト競技は、近年FIAも正式に認知した日本発祥のモータースポーツ競技です。原則として、1台ずつ走行する単走で予選を行い、上位32台が2台で走行する追走トーナメントに進出できます。以後2台ずつ走行して一方が勝ち上がって行き、4回勝ち上がればファイナルマッチを戦うことができます。予選では、3名の選任ジャッジが、それぞれの走りを、技の美しさやラインどりの正確さ、ドリフトアングルやスピードなどのポイントで審査します。追走トーナメントは、3名のジャッジが2台のどちらが優勢な走りを見せたかを判断し、3名のうち2名が優位と認めたドライバーが勝ちとなります。場合によってはひきわけ(イーブン)となって、もう一度戦うこともあります。採点競技とはいえ、審査点がはっきりしているので、見ている観客も納得いくジャッジが行われています。その実況を織戸学/谷口信輝などのレーシングドライバーが楽しく実況し、会場を盛り上げます。1回の走行時間が短いので、贔屓のドライバーが勝ち上がっていけば、一日に何度も迫力ある走りを見ることことができます。しかも奥伊吹のような特設会場であれば、観客の目の前で競技が行われ、彼らはタイヤやエキゾーストの匂いを直接感じることができます。一方で走行時間が短いので、ドライバーたちは集中力の維持が求められます。一回のスピンやウォールへの接触で敗退することは珍しくありません。一見派手さが目につきますが、決してアウトローな雰囲気はなく、主催者・オフィシャルの皆さんはジェントルマンだし、ドライバーたちもとてもフレンドリーです。また、バイクによるFMXやエクストリームショーが合間に行われるなど、高度なスポーツ性とエンターテイメント性を兼ね備えたイベントだと言えます。

この選手権で現在ランキングトップとなっているのが、マッド・マイク・ウィデットです。エナジー飲料水の草分けであるレッドブルと契約し、世界各地で派手なドリフトドライビングを披露している37歳です。2015年のグッドウッドフェスティバルオブスピード(英国)に招かれ、マーチ卿の絶大なる支持を得た人気者です。ドリフト競技の普及を目的に、2017年からフォーミュラドリフトジャパンにフル参戦し、今年で2年目となります。今季は開幕戦の鈴鹿、続くエビス(福島)で連勝し、現在ランキング1位となっています。第3戦富士では、トップ32トーナメントに進出しながら電気系トラブルでリタイヤ。大量ポイント追加がなりませんでした。そして迎えた第4戦は昨年勝利している得意コースです。

8日の予選日から不安定な天気となり、プラクティスは完全ウェット、予選1回目はハーフウェットで、同2回目は完全ドライという難しいコンディションの中、マイクは予選2回目の走行を豪快に走り抜け、予選4位のポジションを得ました。決勝日の9日は朝から曇り空で、路面はドライでした。トップ32の1回戦は、バイラン(不戦勝)でしたが、その後の2回戦、3回戦は圧倒的な勝利でした。続く4回戦では、前年チャンピオンのアンドリュー・グレイと対戦。マイクにとって最大のライバルですが、ひるむことなく勝負し、ジャッジ3名全員の優勢判定を得て決勝に進出しました。対戦は、前年年間2位の実力者である箕輪慎治でした。マイクは追い上げ追走を優位に進め、先行追走に臨みましたが、意気込み過ぎたかスロットルケーブルが断線してコース上でストップ。残念ながら今季3勝目を上げることはできませんでした。しかし、2位箕輪に22ポイント差のランキング首位で最終戦に臨ことになります。

マッド・マイク・ウィデットは、「今回は不安定な天候もあり、予選から非常にトリッキーなコンディションでした。それでも予選は4位でした。トーナメントでは、ウォーターポンプやウォーターラインからのリークなどトラブルが発生しましたが、チームがその都度解決してくれました。しかし、ファイナルマッチではスロットルケーブルが折れて万事休す、でした。今回はシンジ(箕輪)に負けたけど、最終戦では逆転しチャンピオン獲得を狙います」と語っています。

雌雄を決するフォーミュラドリフトジャパン最終戦は、10月6日(土)・7日(日)に岡山国際サーキットにて開催されます。

[動画レポート]
Mad Mike returns to FDJ Okuibuki (YouTube 5’01”)

Text and Photos by MZRacing

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