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  • 2018/07/30
  • OTHER(日本)

マッド・マイク、フォーミュラドリフトジャパン富士はリタイヤ

7月17日(金)・28日(土)の二日間、富士スピードウェイにてフォーミュラドリフトジャパン第3戦が行われ、開幕2連勝しているマッド・マイクが勝ってチャンピオンに王手をかけるのかに関心が集まりました。台風予報の難しいコンディションの中、プラクティスではキレのある走りを見せていたマイクでしたが、予選では精彩を欠きトップグループに入ることはできませんでした。そして、決勝日の朝、トップ32追走トーナメントに臨みましたが・・・。

兵庫県のガレージTCP-MAGIC(代表:川戸泰介さん)がメンテナンスするTeam MAGIC with Redbull RX-7は、FD RX-7をベースに4ローターツインターボエンジンを搭載したドリフト専用マシンです。ブリッジポート吸気の手製4REにツインターボ過給することで、最大出力1200馬力、常用域でも800〜1,000馬力を絞り出すというから驚きです。チームは、昨年シーズンからこのフォーミュラドリフトジャパンシリーズにフルエントリーすることになり、今年で2年目。2015年の英国グッドウッド・フェスティバルオブスピードのデモランでマーチ卿の目に留まり、毎年同イベントに招聘されているマッド・マイク(ニュージーランド)がレギュラードライバーです。彼は、今年もニュージーランドで使っている4RE FD RX-7でグッドウッドの観客を魅了しています。YouTUBE動画でご覧になった方も多いと思います。お父さんが大のマツダファンだったというマイクは、3ローターターボのNC型MX-5やRX-8、そしてFD RX-7に4ローターエンジンを搭載したマシンで派手なパフォーマンスアクションを見せることで名声が広がり、エナジードリンク「レッドブル」の契約ドリフターになった男です。

今年のフォーミュラドリフトジャパン(FDJ)は、鈴鹿での開幕戦を皮切りに、エビス、富士、奥伊吹、岡山国際を舞台に5戦でチャンピオンシップを競うカレンダーとなっており、マイクはすでに開幕の鈴鹿と続くエビスで優勝を果たしています。チャンピオンに一番近い位置にいるマイクには、今回の富士では多くのファンや関係者からの注目が集まります。コカコーラコーナーからスタートして100R、ヘアピンまでの区間を計測区間とするFDJのコースは、「僕にとっては得意なコースです。しかし、今年は新しいドリフトタイヤ(TOYO)のグリップが高すぎて、プラクティスの1本目、2本目は強いアンダーステアに悩みました。でもショックやその他のセッティングを変えて、ブーストも調整したら大きく進歩しました」とプラクティスを終了した時点でマイクは話していました。しかし、台風12号が接近していることもあり、コンディションはセッションごとに変化していきます。特に出走順が最後となった予選では、マイクの最終出走は18時半を回っていました。気温・路温が急激に下がり、「プラクティスとはまったく異なるコンディションとなって戸惑いました。また強いアンダーステアでしたから」とテンションも下がり気味。「しかし、明日のトップ32トーナメントで起死回生を狙います」と最後には笑顔で語ってくれました。

しかし、運命とは常に予想とは異なる結果をもたらします。決勝日になった28日朝は、雨が降ったためウェットコンディションで早朝からプラクティスが行われました。もちろんマイクと4RE RX-7もウォームアップをかねて出走しました。そして、その後トップ32トーナメントがスタートを迎えます。ラッキーにも雨は上がり、路面は徐々に乾いていきます。しかし、出走2組目に指定されたマイクのRX-7には異変が起きていました。グリッドについてスタートを待つ間にエンジンが始動しなくなっていたのです。川戸さんは、「大量の雨水が隙間から進入し、電気系統のどこかにダメージを与えたのだと思います。フューエルポンプが作動していません。全く不運ですが、これもレースですから、受け入れるしかないです・・・」と話しています。5分間の猶予タイムが経過し、マッド・マイクのリタイヤが宣言されました。彼の走りを見に来たファンの間からは、ため息が漏れたのは言うまでもありません。

マイクは、「とっても残念です。しかし、チャンピオンシップがそう簡単に手に入るわけもなく、次へと気持ちを切り替えないといけません。次の奥伊吹は、昨年も勝っている場所だし、十分自信はあります。頑張ります」とコメントしました。フォーミュラドリフトジャパン第4戦奥伊吹戦(滋賀県奥伊吹スキー場併設モーターパーク)は、9月8日(土)・9日(日)の二日間です。お近くのREファンは是非奥伊吹に足をお運びください。

[動画レポート]
Mad Mike in Formula Drift Japan (YouTube 3’01”)

Text by MZRacing、 Photos by N. Kaneko, K. Masuda, MZRacing

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