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日本国内レース

  • 2018/07/17
  • S-Tai

S耐オートポリス5時間でTeam 221ロードスターが今季2勝目

7月15日(日)に大分県日田市のオートポリスレーシングコースにて、スーパー耐久(S耐)シリーズ第4戦5時間レースが開催され、ST-5クラスのTeam 221ロードスター(筒井克彦/山西康司/田中勝輝)がトップチェッカーを受け、今季2回目のクラス優勝を遂げました。また、ST-2クラスに出場したNOPROアクセラSKY-D(谷川達也/野上達也/野上敏彦)が2位に入り、3戦連続で表彰台に上がりました。

日本全国的に猛暑日となったこの週末、S耐オートポリス戦には合計7台のマツダ車がエントリーしました。ST-2クラスの#17 アクセラSKY-Dに加え、ST-4クラスには#54 TC CORSEロードスター(加藤彰彬/堤優威/平木湧也)が出場し、ST-5クラスには、#2 Team 221ロードスターのほか、#37 NOPROデミオDSKY-D(関豊/井尻薫/大谷飛雄)、#50 LOVE DRIVE RACINGロードスター(岩岡万梨恵/猪爪杏奈/小松寛子)、#66 odulaデミオ15MB(橋本陸/霜野誠友/武地孝幸)、#88 村上モータース・ロードスター(村上博幸/雨宮恵司/吉田綜一郎/中根邦憲)が顔を揃えました。

5時間の決勝レースは、午前11時35分にフォーメーションラップが開始し、1周ののち全50台のS耐マシンが一斉にレーシングスピードで第一コーナーに向かって行きました。ST-5クラスは、予選でポールポジションを獲得した#2ロードスターが先行しますが、大谷がドライブする#37デミオがスタートダッシュを決めてトップを奪いました。しかし、直線での伸びに勝る#2ロードスターを駆る山西が逆転し、再び序盤の周回をリードすることになりました。今回過去最高位の予選3位を記録した女性ドライバーだけの#50ロードスターは、ジェットコースターストレートで上位クラスのマシンにリアをヒットされてコースオフ。グラベルにスタックし、順位を落とします。前回富士24時間でクラス優勝を遂げている#88ロードスターはエースの吉田がスタートドライバーを務め、予選7位の位置から挽回を図り、4位を走っていた#50ロードスターを捉えると、早い時点で#2ロードスター、#69フィットのトップ争いに加わっています。また、首位を狙える位置にいた#37デミオは、序盤のうちにミッションオイルが漏れるトラブルが発生。ピットで時間を費やし、トップ争いから脱落しました。堤がスタートを担当した#54ロードスターは、予選4位から上位3台にピタリとつけ、割って入るチャンスをうかがいます。終盤に3位に上がると、そのままチェッカーに向かうと思われましたが、レース終了30分前にステアリング系のトラブルが発生。ピットガレージにマシンを引き入れて修理を試みましたが、短時間での修復は困難と判断され、リタイアとなりました。#17アクセラは、谷川がスタートして野上達也へとつなぎ、粘り強い走りで周回数を重ねました。その後予選で上位だった2台のランサーが不調でピットガレージに引きこもったままとなり、クラス2位へ。短い最終スティントを野上敏彦が走り、2位でレースをフィニッシュしました。

終盤まで接戦を繰り広げた#2ロードスター、#88ロードスターと#69フィットは、最終的には#2が逃げ切って#88ロードスターが続き、表彰台のトップ2をロードスター勢が占めることとなりました。今季2勝目を遂げたTeam 221代表の筒井克彦は、「西日本豪雨災害で広島やマツダが大変な目にあっているので、日頃レースを楽しませてもらっているロードスターに恩返ししようと考えていました。良い走りができてよかったと思います」と語り、山西は「このオートポリスはロードスター向きのコースです。ステアリングを切りながらのコーナーリング箇所が多数あり、ロードスターの回頭性の良さが活かせます。去年のこのレースは落としているので、その雪辱が果たせて本当に嬉しいです」と話していました。2位でチェッカーを受けた村上モータースの村上は、「連勝できなかったのは悔しいですが、粘り強さでなんとか7位から2位まで挽回することができました。応援ありがとうございました」と話しています。前戦優勝に続いて今回2位となった村上モータースは、ポイントランキングでクラストップを維持し、今季2勝目のTeam 221は今回ポールポジションを取っているためポイントが加算され、僅差のランキング2位につけています。今シーズン残り2戦でのこの両チームの争いに注目が集まりそうです。また、#66デミオは予選5番手からスタートし、4位でゴールしました。#50ロードスターは8位で、ミッションオイルリークでロスした#37デミオは9位で完走しています。

今回もマツダ車応援ピットツアーが開催され、約20名の方が参加されました。マツダ車各チームのピツトを訪ね、ドライバーやチーム代表の意気込みや見所などを直接聞くこのプログラムは、回を追うごとに参加希望が増えています。S耐レースの3週間ほど前に募集を開始しますので、興味のある方はお見逃しなきようお願いします。次回S耐第5戦は、9月22日(土)・23日(日)にツインリンクもてぎで開催されます。

SUPER TAIKYU 2018 Rd4 AUTOPOLIS 5 Hours(YouTube 5’39”)

Photos and Text by MZRacing

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