「セブンストック16」、大盛況のうちに閉幕
カリフォルニア州フォンタナの「オートクラブ・スピードウェイ」で11月9日(土)、全米最大級のロータリーファンの祭典「セブンストック16」が開催され、各地から自慢のREカーが450台以上、4000人を越えるロータリーファンが集い、丸一日トラックデーを楽しみました。
かつてセブンストックはカリフォルニア州アーバインの北米マツダ本社駐車場を解放して行われていましたが、手狭になったことから、一昨年から同州のポモナドラッグレースウェイ、ウィロースプリングスレースウェイなどで開催されるようになり、今年は大都市ロサンゼルス郊外のオートクラブ・スピードウェイで行われることになりました。オーナークラブである「南カリフォルニアRXクラブ」が母体となって主催し、各地域のロータリーカーオーナーズクラブが呼応してメンバーやファンをこのイベントに集めています。
全米各地からのREカー達はスピードウェイに朝早くから集まり、車種ごとにパーキングロットを埋めていきました。肌寒い朝の空気の中、ブラッバッバッバッというロータリーエンジン特有のエキゾーストサウンドが響きわたります。駐車場を埋め尽くしたREカーが最多に達した午前10時、車種ごとに列を作り、パドックに移動していく恒例のパレードインが行われました。コスモスポーツをはじめ、R100クーペや日本で「風のカペラ」として知られたRX-2、おなじみRX-3や「ビッグルーチェ」RX-4などの古いクルマから、3世代のRX-7やRX-8など比較的年式の浅いものまで、次々とパドックへと移っていきました。なかでも珍しいのは、アメリカ市場専用車として販売されたロータリートラック、ダットサン510に13Bロータリーを積んだマシンなど。それぞれこの日のためにクルマをピカピカに磨いています。
レーストラックでは、カテゴリーごとにマツダ車、マツダエンジン搭載レースカーによるフリー走行が行われていましたが、この日、「ローターヘッド」(ロータリーファンの通称)達を最もうならせたのは、マツダRX-792P、マツダ787、マツダRX-7GTOの3台によるデモ走行でした。3台の4ローターマシンが全開でバンクを走る音は、すり鉢状のスピードウェイ全体に響き渡る感動的なトリオサウンドでした。RX-792Pをドライブした北米マツダのウェルドン・マンジーさんが張り切りすぎたためか、強大なダウンフォースによってカーボン製フロントスポイラーが割れてしまうと言うハプニングもありましたが、ファンはこのデモ走行にうっとり。大盛況のうちにこの日のフィナーレを迎えました。
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2013.11.12
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