「マツダ787B JSPCスペック」、WEC富士でデモラン

1991年ルマン優勝車「マツダ787B」の国内レース仕様車が、10月13日・14日の二日間、富士スピードウェイでデモ走行します。

同週末はWEC世界耐久選手権「富士6時間レース」が富士イピードウェイで行われ、マツダ787Bはそのサポートプログラム「レジェンドスピリッツ」の中でデモンストレーションを行います。ドライバーは、元マツダドライバーの寺田陽次郎さんで、13日(土)は15時30分〜50分の20分間、14日(日)は9時35分〜50分までの15分間となっています。※

このマシンは、1991年のルマン24時間レースで総合優勝マツダ787Bをベースに、国内レース用軽量化メニューを入れて開発されたJSPC(全日本スポーツプロトタイプカー選手権)仕様車です。ルマン後の同年6月末から組み立て作業を開始したこの「JSPCスペック」は、軽量フロントノーズ、カーボンクラッチ、小型バッテリーなどを採用して軽量化を施しているのが特長です。そのためヘッドライトも小型化され、従来のライトボックスが廃止となっています。また、ルマン優勝を果たした「55号車」と明確に差別化するため、車体塗色のオレンジとグリーンの配色が反対になっています。1991年9月のJSPC第5戦菅生(宮城県)でレースデビューし、10月に富士で行われた第6戦富士1000kmレースでは従野孝司/デイビッド・ケネディが3位表彰台に上がっています。

■マツダ787B 3号車(グループCカテゴリー2)概要
エンジン マツダR26B 4ローターロータリーエンジン
最高出力700PS 最大トルク62kg-m
車体寸法 全長 4,782mm 全幅 1,994mm 重量 830kg以上

レーススケジュール、入場料などの詳細は、同レースの公式webサイトをご参照ください。http://wec-fuji.net/

※走行時間は変更の可能性がありますので、あらかじめご了承ください。

2012.10.05
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