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アメリカンレース

  • 2018/08/07
  • IMSA

マツダUSA、ロードアメリカでの勝利を逃す

2台のマツダRT24-Pが、ウィスコンシン州エルクハートレイクで8月5日午後に行われたIMSAウェザーテック選手権ロードアメリカレースに出場し、#55マツダRT24-P(ジョナサン・ボマリート/ハリー・ティンクネル)がフィニッシュ直前までレースをリードしながら、8位入賞にとどまりました。

#55マツダRT24-Pスターティングドライバーのティンクネルは6番グリッドから、#77マツダRT24-P(オリバー・ジャービス/トリスタン・ヌネス)のジャーヴィスは8番グリッドからレースをスタート。序盤から積極的にポジションを上げて行きました。しかし、この選手権の2時間40分スプリントレースでは、燃費コントロールとタイヤマネジメントが重要な要素となり、グリーンフラッグが振られたのち、マツダ・チームヨーストのエンジニア達はこの2点に集中します。

レースの中盤からヌネスにスイッチした#77マツダRT24-Pは、最後のピットストップでホイールナットのトラブルでタイムロスし、表彰台争いから脱落します。#55マツダRT24-Pの最終スティントはボマリートがステアリングを握り、終盤にレースリーダーの位置を確保。しかし、フィニッシュまで2周を残し、スプラッシュ給油のためにピットインせざるを得ず、最終的に#55マツダRT24-Pは8位でフィニッシュ。#77マツダRT24-Pは11位完走となりました。

マツダ・チームヨーストが出場する次のレースは、9月7日〜9日のラグナセカラウンド(カリフォルニア)となります。

ジョン・ドゥーナン(マツダUSAモータースポーツ担当ダイレクター)
「我々は、勝つためにレーストラックに来ていると常に公言しています。本日は、レース途中で初優勝獲得の可能性を高めるため、2台のレース戦略を分ける決定をしました。2台共に良いペースで走り、そしてレースのほとんどをトップ3で走っていました。確かに私たちは、イエローコーションを予測して#55の給油量をコントロールするギャンブルを打ちましたが、結局その展開になりませんでした。#77は、フロント右ハブナットのトラブルが起こるまでは表彰台争いに加わっていました。あと少しで初優勝が手に入るところだったので、チームにとっては悔しい結果です。しかし、本日のレースで私達は非常にコンペティティブでした。次戦ラグナセカラウンドのレースにエネルギーの全てを集中します」

ジョナサン・ボマリート(#55 マツダRT24-Pドライバー)
「僕たちが走っていたポジションと最後の1時間の状況を考えると、燃料戦略に賭けたことは、勝利の可能性を最大にする判断だったと思います。最終的にはうまく行きませんでしたが、少しだけ運が良ければ表彰台には登れたはずです。人生には、時々ダイスを転がさなければならないことがあり、それがうまくいけば英雄なれます。しかし、今日は幸運には巡り会えませんでした。暑さとタイヤ摩耗により、最後の30分間はペース維持が大変でした。結果はともかく、僕たちのチームのパフォーマンスには満足だし、次戦にそれを活かしたいと思います」

トリスタン・ヌネス(#77 マツダRT24-Pドライバー)
「僕たちは、良いレースができていましたが、小さなトラブルで表彰台を逃したのはとても悔しいです。チームは強いマシンを作り上げ、勝てる戦略を考えてくれたし、そして、最後のピットまではうまくいっていた。僕たちのクルマはこの週末の間ずっと速かったし、表彰台争いに加われるとわかっていました。欲しかった結果ではありませんでしたが、ベストを尽くしたと言えます。すでに次のレースの表彰台に向けて、心のスイッチを切り替えています」

Text and Photos by Mazda USA

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